“不精”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶしょう74.4%
ぶしやう15.4%
ずくなし2.6%
ぶしよう2.6%
ぶせい2.6%
ぶせう2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなはだ不精(ぶしょう)ではあったが、堅いものを書いた昔の雅号をそのまま、胡堂と署名してしまったが、今日まで道連れになった因縁(いんねん)である。
……と言(い)ふ隙(ひま)に、何(なん)の、清水谷(しみづだに)まで行(ゆ)けばだけれど、要(えう)するに不精(ぶしやう)なので、家(うち)に居(ゐ)ながら聞(き)きたいのが懸値(かけね)のない處(ところ)である。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「俺らもどうかへえ、馬鹿働きが出来んやうになったよ。不精(ずくなし)になっちまって……骨仕事がどうも厭(や)ァになった!」
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)
事業というものは片っぽうで先走った思い付きを引締(ひきし)めて、片っぽうはひとところへ噛(かじ)り付きたがる不精(ぶしよう)な考えを時勢に遅れないように掻き立てて行く。ここのところがちょっとしたこつです。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
あゝうるはしきわが主、彼を見よ、かれ不精(ぶせい)を姉妹とすともかくおこたれるさまはみすまじ。 一〇九—一一一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
是(これ)から推上(おしあが)らうと云(い)ふのに一呼吸(ひといき)つくらしく、フト停(と)まると、中(なか)でも不精(ぶせう)らしい簑(みの)の裾(すそ)の長(なが)いのが、雲(くも)のやうに渦(うづま)いた段(だん)の下(した)の、大木(たいぼく)の槐(えんじゆ)の幹(みき)に恁懸(よりかゝ)つて、ごそりと身動(みうご)きをしたと思(おも)へ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)