“ぶしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無精45.5%
不精27.3%
無性18.2%
武將4.5%
武松4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は生憎あいにく多忙の為に、——と云ふよりは寧ろ無精ぶしやうの為にそれ等の議論を読まずにゐる。従つていつか前人の説を繰り返すことになるかも知れない。
何だつて十月に限つてそんなに不精ぶしやうなのだと訊くと、菊五郎は親爺譲りの癖で、ぐつと反身そりみになつて、言訳をする。
無性ぶしやう! 無性! 無性屋さん……」と叫んだかと思ふと、いきなりみち子は僕の背中をドンと打つた。
晩秋 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
聞如何我たねなればとて然る曲者くせもの採用さいようし後にがいをばのこさんこと武將ぶしやうの所爲に有ざれば天下の爲に彼をしてしひ僞者にせもの言詰いひつめ宜敷よろしくけいに行ふ可し是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あの虎を張り殺した武松ぶしやうにしびれ酒をのませ、母夜叉孫二娘ぼやしやそんじじやう——孟洲のみちの、大樹林の十字波の酒店で、頭には鐵環をはめ、鬢には野花をさした美しい女が、人肉の肉包を賣つてゐたり
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)