“ぶせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無精28.6%
不精14.3%
侮声14.3%
武靖14.3%
無勢14.3%
蕪菁14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひぢの中にて彼等はいふ、日を喜ぶ麗しき空氣のなかにも無精ぶせいの水氣を衷にやどして我等鬱せり 一二一—一二三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あゝうるはしきわが主、彼を見よ、かれ不精ぶせいを姉妹とすともかくおこたれるさまはみすまじ。 一〇九—一一一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「二人とも天狗てんぐが過ぎた」「名声に酔って、いわゆる妄想狂もうそうきょうになったのだろう」などとやかましい周囲の侮声ぶせいに耳をおおって、鴻山と一八郎はなおその信念はまげず、それから七年
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洪武十七年、やまいを得て死するや、太祖親しく文をつくりてまつりを致し、岐陽王きようおうに追封し、武靖ぶせいおくりなし、太廟たいびょう配享はいきょうしたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
なにを申すも多勢たぜい無勢ぶせい……。(嘆息する。)わずか一日のいくさで……。思えば果敢はかないことでござりました。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかして身は田閭でんりょに帰り、茅屋ぼうおくに住し、掌大の田園を耕し、開散みずから安んずるもののごとし。おりしも氏は竈辺そうへんきょ蕪菁ぶせいを煮つつありたるに敵国の使者来たり巧言もって黄金を贈る。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)