“諡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくりな88.2%
おく5.9%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはすでに太祖たいそ武帝(曹操のおくりな)がく観破して仰せられていたことです。——司馬懿は鷹のごとく視て、狼の如く顧みる——と。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その国の徳衰えたくきて、内憂外患こも/″\せまり、滅亡になりなんとする世には、崩じておくられざるみかどのおわすためしもあれど、明のの後なお二百五十年も続きて、この時太祖の盛徳偉業、炎々えんえんの威を揚げ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
保寿院殿浄如貞松大姉は直温の妻にして瑞仙の家第四世の女主啓、窪田氏である。以上の六は正面につてある。梅嶽真英童子は直温の子洪之助である。此一諡だけは左側面に彫つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)