“無勢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶぜい90.9%
ぶせい4.5%
むぜい4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより勇豪の平馬どののことゆえ、下妻のやつらのごとき、恐るるにもあたるまいが、俗にも言う多勢に無勢ぶぜい——どうも心配でならぬ
平馬と鶯 (新字新仮名) / 林不忘(著)
なにを申すも多勢たぜい無勢ぶせい……。(嘆息する。)わずか一日のいくさで……。思えば果敢はかないことでござりました。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
抜身ぬきみやりで押寄せて、おこよ、源三郎を連れてこうと致しますから深見新左衞門は役柄で捨置かれず、すぐに一刀を取って斬掛けましたが、多勢に無勢むぜいで、とう/\深見を突殺し
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)