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ぶしやう
ふりがな文庫
“
不精
(
ぶしやう
)” の例文
……と
言
(
い
)
ふ
隙
(
ひま
)
に、
何
(
なん
)
の、
清水谷
(
しみづだに
)
まで
行
(
ゆ
)
けばだけれど、
要
(
えう
)
するに
不精
(
ぶしやう
)
なので、
家
(
うち
)
に
居
(
ゐ
)
ながら
聞
(
き
)
きたいのが
懸値
(
かけね
)
のない
處
(
ところ
)
である。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何だつて十月に限つてそんなに
不精
(
ぶしやう
)
なのだと訊くと、菊五郎は親爺譲りの癖で、ぐつと
反身
(
そりみ
)
になつて、言訳をする。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「‥‥‥‥」かの女は再び仰向けになりながら、枕もとの方へ行つて落ちたところの廣い紙を自分の手で——
不精
(
ぶしやう
)
たらしくも——自分の顏のうへを越えて拾ひ上げた。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
私が
不精
(
ぶしやう
)
で返事をせぬのを、君は意に介せない。津下君は私に面会してから、間もなく大学を去つて、所々に
流寓
(
りうぐう
)
した。其手紙は北海道から来たこともある。朝鮮から来たこともある。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「あるきもしない、
不精
(
ぶしやう
)
だ
不精
(
ぶしやう
)
だと
云
(
い
)
ふけれど、
居
(
ゐ
)
ながらにして
知
(
し
)
つてるぜ。かはせみさ、それは。」
鳥影
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「だからフランネルが
入
(
はい
)
つてるぢやありませんか、
不精
(
ぶしやう
)
だね。」
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“不精”の意味
《名詞》
不精(ぶしょう)
めんどくさがって物事を怠けること。
身だしなみなどに頓着しないこと。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
“不精”で始まる語句
不精髯
不精者
不精無精
不精鎌
不精鬚
不精々々
不精不精
不精髭
不精無性