“懸値”の読み方と例文
読み方割合
かけね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おしてお目通りに出たわけですが。……そもそも、曹操が大兵百万と号している数には、だいぶ懸値かけねがあるものと自分は観ております
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして腹のなかでは、もしかそれに少しでも懸値かけねがあつたにしても、そんな事はあとから直ぐ弁償出来るとでも思つてるらしかつた。
……とひまに、なんの、清水谷しみづだにまでけばだけれど、えうするに不精ぶしやうなので、うちながらきたいのが懸値かけねのないところである。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)