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懸物
ふりがな文庫
“懸物”の読み方と例文
読み方
割合
かけもの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけもの
(逆引き)
もはや本復は
覚束
(
おぼつか
)
ないと、忠利が悟ったとき、長十郎に「
末期
(
まつご
)
が近うなったら、あの不二と書いてある大文字の
懸物
(
かけもの
)
を枕もとにかけてくれ」
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それから、せんだっての金をこの者に渡してくれろという手紙を書いて、それに猿の
懸物
(
かけもの
)
を添えて、長塚に持たせてやった。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
等持院殿仁山大居士
(
とうじいんでんにんざんだいこじ
)
」のそれで、
懸物
(
かけもの
)
もまた故人が戦陣のひまにはよく画いていたといわれる尊氏自筆の地蔵絵であった。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
懸物(かけもの)の例文をもっと
(19作品)
見る
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸声
懸値
“懸物”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
夏目漱石
吉川英治
森鴎外
芥川竜之介