“懸合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけあ51.4%
かけあい20.0%
かけあひ5.7%
かかりあい5.7%
かけお5.7%
かけあふ2.9%
かけあは2.9%
かゝりあ2.9%
かゝりあひ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老先生の懸合(かけあ)いの結果を案じつつ、宵からの長時間を、奉行所の門外にかがみ込んで、じっと、待ちぬいていた耀蔵であった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
健三の父と島田との懸合(かけあい)について必要な下書(したがき)らしいものが細君の手に渡された。細君は女だけあって、綿密にそれを読み下(くだ)した。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
如何(いか)にも世帶染(しよたいじ)みた、商賣の懸合(かけあひ)でもするやうな風(ふう)であつたので、小池はこの時初めて女將(ぢよしやう)としてのお光を見たと思つた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ああいう婦人(おんな)を宅(うち)へ置いてどんな懸合(かかりあい)になろうも知れませぬ。「その事なら放棄(うっちゃッ)ときな、おれが方寸にある事だ。ちゃんと飲込んでるよ。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人を頼んで懸合(かけお)うておみると、遠山さんでも古賀さんに義理があるから、すぐには返事は出来かねて——まあよう考えてみようぐらいの挨拶をおしたのじゃがなもし。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
連(つれ)て山崎町へ行(ゆき)懸合(かけあふ)事にせんと申すに後藤も是非々々同道すべしと云ふゆゑ長兵衞八五郎は甚だ心配なし若(もし)先生を同行して行時(ゆくとき)は餘り強氣(がうぎ)なる事をして大騷動(おほさうどう)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
仕出(しいだ)さねばよいがと思ふゆゑ今一應(おう)私(わたく)し共(ども)限(かぎ)りにて掛合(かけあひ)夫にても埓(らち)明(あか)ざる節は先生に願はんと申に後藤は何(なに)貴樣(きさま)達(たち)其樣に心配する事はなし某しとてもまんざら如才(じよさい)の事はせず先(まづ)斯樣(かやう)にすべし拙者(せつしや)が八五郎殿の弟分(おとゝぶん)になり親類なりと云つて行ば仔細(しさい)無(なし)貴樣達は先へ行て一通り懸合(かけあは)れよ某しは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「そいつは知らねえ。大名の内輪のことまで、町方の御用聞が懸合(かゝりあ)つて居られるものか」
尋ねらるゝ共一向(かう)覺(おぼ)え申さずと云ふべし憖(なまじ)ひに知顏(しりがほ)なさば懸合(かゝりあひ)となりて甚だ面倒なりと能々申合ければ菊女も委細(ゐさい)承知(しようち)なし少しも案じ給ふ事なかれ何事も知(し)らずと申すべしとて夫れより夫婦支度を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)