“かけあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掛合66.7%
懸合25.9%
唱和3.7%
談判3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬方うまかた牛方うしかた、人足の世話から、道路の修繕、助郷すけごう掛合かけあいまで、街道一切のめんどうを見て来たその心づかいは言葉にも尽くせないものがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
卑怯ひきょうなことをしっこなしさ。おら、ただ懸合かけあいに来ただけなんだよ、何も、人殺しに来たんじゃないよ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呪言じゅごん片哥かたうた・叙事詩の三系統の神言が、専門家の口頭に伝承せられていたのが、国家以前からの状態である。其が各、寿詞よごと・歌垣の唱和かけあい・新叙事詩などを分化した。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
給金しんしょう談判かけあいでした。ずんずん通り抜けて、寺内へ入ると、正面がずッと高縁たかえんで、障子が閉って、茅葺かやぶきですが本堂らしい。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)