“牛方”の読み方と例文
読み方割合
うしかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬方うまかた牛方うしかた、人足の世話から、道路の修繕、助郷すけごう掛合かけあいまで、街道一切のめんどうを見て来たその心づかいは言葉にも尽くせないものがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
女は日返りに往来して家に寝る故に、行商が一日程以上の区域に行くことになると、牛方うしかた・馬方の隊商は男ばかりになる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それから馬喰の子と牛ごっこをして遊んだ。の子が牛になって、乃公が牛方うしかたになった。し馬喰が知らないでいたら、彼の子は可哀そうに首が締って死んだかも知れない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)