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『歌の円寂する時』
ふりがな文庫
『
歌の円寂する時
(
うたのえんじゃくするとき
)
』
われさへや竟に来ざらむ。とし月のいやさかりゆくおくつきどころ ことしは寂しい春であった。目のせいか、桜の花が殊に潤んで見えた。ひき続いては出遅れた若葉が長い事かじけ色をしていた。畏友島木赤彦を、湖に臨む山墓に葬ったのは、そうした木々に掩われ …
著者
折口信夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約46分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
呪
(
のろわ
)
女
(
をみな
)
嫋
(
たわや
)
寂
(
しず
)
下
(
しも
)
却
(
しりぞ
)
姑
(
しば
)
承
(
つ
)
予
(
か
)
寓
(
すま
)
皸
(
かゝ
)
紛
(
まぎら
)
井
(
いど
)
却
(
かえっ
)
口誦
(
こうしょう
)
嗜
(
たし
)
囚
(
とらわ
)
尤
(
もっとも
)
手
(
た
)
抽
(
ひ
)
生
(
なま
)
鑽仰
(
さんこう
)
冀
(
ねが
)
創
(
はじ
)
圧
(
おさ
)
婢奴
(
めやっこ
)
寧
(
むしろ
)
寿詞
(
よごと
)
泥
(
なず
)
為出
(
しで
)
燻
(
いぶ
)
破
(
わ
)
竟
(
つひ
)
纔
(
わず
)
襲
(
つ
)
訓
(
よ
)
訣
(
わか
)
讃
(
たた
)
迸出
(
へいしゅつ
)
長
(
た
)
隆
(
さか
)
雁
(
がん
)
頗
(
すこぶる
)
顕
(
あらわ
)
与
(
あずか
)
享
(
う
)
仄
(
ほの
)
俑
(
よう
)
俤
(
おもかげ
)
僭越
(
せんえつ
)
具
(
そな
)
円寂
(
えんじゃく
)
刺戟
(
しげき
)
則
(
のっと
)
剰
(
あま
)
博
(
ひろ
)
呪言
(
じゅごん
)
咄嗟
(
とっさ
)
和
(
なご
)
哄笑
(
こうしょう
)
唆
(
そそ
)
唱和
(
かけあい
)
啓蒙
(
けいもう
)
啜
(
すす
)
囑目
(
しょくもく
)
囚
(
とら
)
固
(
もと
)
姑姪
(
おばおい
)
密
(
ひそ
)
寓
(
ぐう
)
小口
(
こぐち
)
尠
(
すくな
)
屡
(
しばしば
)
巌門
(
いはと
)
常臥
(
とこぶ
)
幽
(
かす
)
幾許
(
いくばく
)
彽徊
(
ていかい
)
心愉
(
こころたの
)
悉
(
ことごと
)
憚
(
はばか
)
懐子
(
ふところご
)
所以
(
ゆえん
)
所謂
(
いわゆる
)
拓
(
ひら
)
拘
(
かかわ
)
挫折
(
ざせつ
)
挽歌
(
ばんか
)
掩
(
おお
)
揺曳
(
ようえい
)
摸倣
(
もほう
)
枕詞
(
まくらことば
)
気魄
(
きはく
)
沁
(
し
)
涅槃
(
ねはん
)
添刪
(
てんさん
)
渉
(
わた
)
漸
(
ようや
)
潤
(
うる
)
澆季
(
ぎょうき
)