“僭越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんえつ98.3%
せんゑつ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僭越せんえつにも日耳曼ゲルマン文明が他に卓越しており、従って、これを所有する独人は一種の超人であると自負して、汎日耳曼ゲルマン主義を唱うれば
列強環視の中心に在る日本 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
この事件になんの功もない拙者が、それをたずさえて幕府の歓待にのぞむのは僭越せんえつでもあり、第一資格のない自身として恥入りまする。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さぞうちたての蕎麥そばのゝしつて、なしつてることだらう。まだそれ勝手かつてだが、かくごと量見りやうけんで、紅葉先生こうえふせんせい人格じんかく品評ひんぺうし、意圖いと忖度そんたくしてはゞからないのは僭越せんゑつである。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)