“寓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐう70.7%
やど14.6%
ヤド7.3%
すま2.4%
2.4%
コイ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は早速あすこへ行って見た。そして、訳なく中村ぐうと表札の出た小さな門のある家を発見した。中へ入って聾の婆さんにも逢った。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
だが、此歌は、無知の歌占・尼巫子などの平俗な語彙にやどつた、放心時の内的律動の姿である。
さうしてしも其晩子がヤドると、言ふまでもなく神の子として、育てたのです。決して人間の胤と考へない。
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
狭くして深い生命の新しい兆しは、最鋭いまなざしで、自分の生命を見つめている詩人の感得を述べてる処にすまって来る。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
諸将の行方を追及することも急だったが、彼らは山林ふかく身をせて、呂布の捜索から遁れていたので、遂に、網の目にかからなかった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふみ 土着の北京人ペキンじん、または、北京に来て一家を構えている人以外の外来者、或は旅行者が北京で住む家に三種類あります。一つは、旅館で、一つは……コウ……コン……コイか。読みにくいな。
女の一生 (新字新仮名) / 森本薫(著)