“寓居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐうきょ91.4%
すまい5.7%
ぐうきよ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然れども不幸にしてその志を果さずわずかに歌麿北斎二家の詳伝を著したるのみにして千八百九十六年病みて巴里パリー寓居ぐうきょに歿したりき。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
正太は一寸上京した帰りがけに、汽車の順路を山の上の方へ取って、一夜を叔父の寓居すまいで送ろうとして立寄ったのであった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
頭を悪くしてゐた妻を其処に住む親類の寓居ぐうきよにあづけて置いたので、その妻を見舞ふために通つたのである。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)