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寓
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やど
ふりがな文庫
“
寓
(
やど
)” の例文
だが、此歌は、無知の歌占・尼巫子などの平俗な語彙に
寓
(
やど
)
つた、放心時の内的律動の姿である。
女房文学から隠者文学へ:後期王朝文学史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ひそかにある家に
寓
(
やど
)
り給うたところ、それを一人の女が聞き知って、
穢
(
けが
)
れし霊につかれた自分の小娘を
癒
(
いや
)
していただきたいと、家に入り来たり御足の
許
(
もと
)
に
平伏
(
ひれふ
)
してお願いしました。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
『郷土研究』一巻三九六頁に見た中国の蛇神トウビョウも蛇に似て短いとは、かかる畸形の一層烈しいのでなかろうか。インドのカーシャ
丘
(
ヒルス
)
地方の迷信に、
蟒蛇
(
うわばみ
)
が人家に
寓
(
やど
)
れば大富を致す。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
丁寧
(
ていねい
)
に髪を掻いたお初、大好きな西陣ちりめんの乱立てじまの小袖に、いくらか堅気すぎる厚板の帯、
珊瑚
(
さんご
)
も、べっ
甲
(
こう
)
も、取って置きのをかざって、いい時刻を見はからって、黒門町の
寓
(
やど
)
を出る。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
在来の童謡に神道が
寓
(
やど
)
つて出ると言ふ信仰と一つになつて、国風を蒐め竹枝を拾ふ試みが既に行はれて、
東
(
アヅマ
)
歌其外地方の民謡などの可なりの分量が、大歌所に集められて居たものと信じてよい。
万葉集のなり立ち
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
下
(
シタ
)
つ
界
(
ヨ
)
に来てからは、死を自在に扱ふ彼であつた。智慧と幸運とは其死によつて得た力に光りを添へる事になつて来る。焼津野の談は、やまとたけるの上にも、復活の信仰の
寓
(
やど
)
つて居ることを見せる。
万葉びとの生活
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
寓
漢検準1級
部首:⼧
12画
“寓”を含む語句
流寓
寓居
寓話
仮寓
客寓中
旅寓
寄寓
寓意
寓言
寓目
寓意譚
流寓落魄
寓類
遊寓
一寓
道徳的寓意
我旅寓
落魄流寓
櫛部寓
流寓中
...