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無性
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ぶしやう
ふりがな文庫
“
無性
(
ぶしやう
)” の例文
掃除好きでもない代り、また決して
無性
(
ぶしやう
)
でもない。洗濯も怠らず針仕事や編物も嫌ひではないと云ふやうな奧さんである。
或夜
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「
無性
(
ぶしやう
)
! 無性! 無性屋さん……」と叫んだかと思ふと、いきなりみち子は僕の背中をドンと打つた。
晩秋
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
無性
(
ぶしやう
)
さやかき起されし春の雨
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
別に祖母の言を守つたわけではないのだが、寧ろ
無性
(
ぶしやう
)
の業なのだつたが、自分は祖母のその言葉を思ひ出して、苦笑しながら、入浴出来ない憂さも忘れて昼寝の夢に耽つた。
祖母の教訓
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
“無性”の意味
《名詞》
(むしょう)実体がないこと。
(むしょう)成仏する素質がないこと。
(むしょう)自制心がないこと。正体をなくすこと。
(むせい)雌雄の性別がないこと。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“無性”で始まる語句
無性髯
無性者
無性髭
無性猫
無性箱