“推上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おしのぼ50.0%
おしあ25.0%
おしあが25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、何故其甥が殺したに極て居る人を人殺しなどゝ云うは実に容易の事で無く其人を首切台へ推上おしのぼすも同じ事だ
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
左程おそれた様子もなく、チョコチョコとそばへ来て流石さすがに少し平べったくなりながら、頭をでてやる私の手を、下からグイグイ推上おしあげるようにして、ベロベロと舐廻なめまわし、手を呉れるつもりなのか
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
これから推上おしあがらうとふのに一呼吸ひといきつくらしく、フトまると、なかでも不精ぶせうらしいみのすそながいのが、くものやうにうづまいただんしたの、大木たいぼくえんじゆみき恁懸よりかゝつて、ごそりと身動みうごきをしたとおもへ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)