“病鶏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまひどり50.0%
やみどり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病鶏やまひどりかぎろひなやむ日のさかりかやの木のうれはすこし風あり
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
空円く光あかるし病鶏やまひどりやまずなやめば安けからぬを
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そういう場合、未成熟なまの娘の心身から、利かん気を僅かに絞り出す、病鶏やみどりのささ身ほどの肉感的な匂いが、柚木には妙に感覚にこたえて、思わず肺の底へ息を吸わした。
老妓抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)