“病躯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうく74.1%
びやうく22.2%
からだ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石原の利助の病躯びょうくを助けて十手捕縄を預かっている若い新吉にしては、それくらいのあせりのあるのは無理のないことでした。
ああ思ひきや、西土せいどはるかにくべかりし身の、こゝに病躯びやうくを故山にとゞめて山河の契りをはたさむとは。しくもあざなはれたるわが運命うんめいかな。
清見寺の鐘声 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「食わせてくれれば食うし、食わせてくれなければそれまで」と言ったような、宗蔵の横に成った病躯からだには実に強い力が有った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)