“西土”の読み方と例文
読み方割合
せいど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ思ひきや、西土せいどはるかにくべかりし身の、こゝに病躯びやうくを故山にとゞめて山河の契りをはたさむとは。しくもあざなはれたるわが運命うんめいかな。
清見寺の鐘声 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ご辺の進退、その謙譲けんじょう西土せいどの人々、みな美談となす。もしその忠節を顕わさなければ、曹操は暗愚なりといわれよう。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)