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『清見寺の鐘声』
ふりがな文庫
『
清見寺の鐘声
(
せいけんじのしょうせい
)
』
夜半のねざめに鐘の音ひゞきぬ。おもへばわれは清見寺のふもとにさすらへる身ぞ。ゆかしの鐘の音や。 この鐘きかむとて、われ六とせの春秋をあだにくらしき。うれたくもたのしき、今のわが身かな。いざやおもひのまゝに聽きあかむ。 秋深うして萬山きばみ落 …
著者
高山樗牛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
隱
(
いん
)
聲色
(
せいしよく
)
來
(
きた
)
寂寞
(
じやくまく
)
六歳
(
むとせ
)
恥
(
はづ
)
遂
(
つひ
)
客
(
かく
)
夜半
(
よは
)
永久
(
とは
)
呼吸
(
こきふ
)
俄
(
にはか
)
何
(
なに
)
興亡
(
こうばう
)
爲
(
な
)
病躯
(
びやうく
)
果
(
はた
)
掩
(
おほ
)
長汀
(
ちやうてい
)
律呂
(
りつりよ
)
廻
(
めぐ
)
齡
(
よはひ
)
鐘聲
(
しようせい
)
枯骨
(
ここつ
)
運命
(
うんめい
)
輕
(
かる
)
西土
(
せいど
)
間
(
ま
)
袖師
(
そでし
)
落
(
お
)
難
(
がた
)
萬山
(
ばんざん
)
音
(
ね
)
風騷
(
ふうさう
)
餘音
(
よいん
)
數
(
かず
)
上
(
のぼ
)
僞
(
いつは
)
六
(
む
)
千年
(
ちとせ
)
嘯
(
うそぶ
)
奇
(
く
)
幾
(
いく
)
征
(
ゆ
)
憎
(
にく
)
祷
(
いの
)
春秋
(
はるあき
)
晴夜
(
せいや
)
有渡
(
うど
)
三保
(
みほ
)
極
(
き
)
海風
(
かいふう
)
爭
(
あらそ
)
磯邊
(
いそべ
)