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萬山
ふりがな文庫
“萬山”の読み方と例文
新字:
万山
読み方
割合
ばんざん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばんざん
(逆引き)
弦月丸
(
げんげつまる
)
は
萬山
(
ばんざん
)
の
崩
(
くづ
)
るゝが
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
と
共
(
とも
)
に
左舷
(
さげん
)
に
傾斜
(
かたむ
)
いた。
途端
(
とたん
)
に
起
(
おこ
)
る
大叫喚
(
だいけうくわん
)
。
二百
(
にひやく
)
の
船員
(
せんゐん
)
が
狂
(
くる
)
へる
甲板
(
かんぱん
)
へ、
數百
(
すうひやく
)
の
乘客
(
じやうきやく
)
が
一時
(
いちじ
)
に
黒雲
(
くろくも
)
の
如
(
ごと
)
く
飛出
(
とびだ
)
したのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
秋深うして
萬山
(
ばんざん
)
きばみ
落
(
お
)
つ。枕をそばだつれば野に悲しき聲す。あはれ鐘の音、わづらひの胸にもの思へとや、この世ならぬひゞきを、われいかにきくべき。
清見寺の鐘声
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
萬山(ばんざん)の例文をもっと
(2作品)
見る
萬
部首:⾋
12画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“萬”で始まる語句
萬
萬一
萬事
萬物
萬歳
萬屋
萬端
萬筋
萬燈
萬年青
“萬山”のふりがなが多い著者
高山樗牛
押川春浪