“萬屋”の読み方と例文
新字:万屋
読み方割合
よろづや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「成程な、——ところで、萬屋よろづやは何萬兩といふ身上だと聽いたが、地所家作は別として、その金をどこにしまつて置くのだ」
とぴよこ/\出掛でかけましたが、おろかしいゆゑ萬屋よろづや左衛門ざゑもん表口おもてぐちから這入はいればよいのに、裏口うらぐちから飛込とびこんで、二ぢう建仁寺垣けんねんじがき這入はいり、外庭そとにはとほりまして、漸々やう/\庭伝にはづたひにまゐりますと
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
小泉町の萬屋よろづやからは此上一文も出ないとわかると、お内儀さんを追ひ出してお染を引入れようと思つたが、小泉町には何千兩といふ借金があるから、手輕にそんな事は出來ない。