“建仁寺垣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんにんじがき91.7%
けんねんじがき8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、——僕はいまだに覚えている。彼はただ道に沿うた建仁寺垣けんにんじがきに指をれながら、こんなことを僕に言っただけだった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
垣内は文字通り、垣で囲った土地の区劃ということだったにしても、それが今日の生籬いけがき建仁寺垣けんにんじがきのごとき、労費のかかったものであった気づかいはない。
垣内の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
とぴよこ/\出掛でかけましたが、おろかしいゆゑ萬屋よろづや左衛門ざゑもん表口おもてぐちから這入はいればよいのに、裏口うらぐちから飛込とびこんで、二ぢう建仁寺垣けんねんじがき這入はいり、外庭そとにはとほりまして、漸々やう/\庭伝にはづたひにまゐりますと
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)