“左衛門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さえもん75.0%
さゑもん12.5%
ざゑもん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
留守るす宅の人の少ない中へ姫君を置いて行くのを尼君は心配して、賢い少将の尼と、左衛門さえもんという年のいった女房、これと童女だけを置いて行った。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
今では栄蔵は橘屋たちばなやで、これから花を開かうとする木のやうに、はなばなしい存在である。栄蔵はその下に左衛門さゑもんをはじめ、六人の弟妹を従へてゐる長男である。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
とぴよこ/\出掛でかけましたが、おろかしいゆゑ萬屋よろづや左衛門ざゑもん表口おもてぐちから這入はいればよいのに、裏口うらぐちから飛込とびこんで、二ぢう建仁寺垣けんねんじがき這入はいり、外庭そとにはとほりまして、漸々やう/\庭伝にはづたひにまゐりますと
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)