“さえもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
左衛門100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
会者、碧梧桐、癖三酔、碧童、左衛門さえもん、酔仏、一転等。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
左衛門さえもん乳母めのとといって、源氏からは大弐だいにの乳母の次にいたわられていた女の、一人娘は大輔たゆう命婦みょうぶといって御所勤めをしていた。王氏の兵部ひょうぶ大輔である人が父であった。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)
左衛門さえもんも一行の中に知人があったため、その僧のもてなしに心を配っていた。こうした家ではそれぞれの懇意な相手ができていて、馳走ちそうをふるまったりするものであったから。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)