“萬端”の読み方と例文
新字:万端
読み方割合
ばんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子守(こもり)がまた澤山(たくさん)寄(よ)つて居(ゐ)た。其中(そのなか)に年嵩(としかさ)な、上品(じやうひん)なのがお守(もり)をして六(むつ)つばかりの女(むすめ)の兒(こ)が着附(きつけ)萬端(ばんたん)姫樣(ひいさま)といはれる格(かく)で一人(ひとり)居(ゐ)た。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
立伊賀亮事俄(にはか)に癪氣(しやくき)差起(さしおこ)り明日の所全快(ぜんくわい)覺束(おぼつか)なく候間萬端(ばんたん)宜敷御頼み申也と云送(おく)り部屋(へや)へ引籠(ひきこも)り居たりける扨(さて)其夜も明(あけ)辰(たつ)の上刻(じやうこく)と成ば天一坊には八山を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幸(さいは)ひ妻(つま)の兄(あに)は本國(ほんこく)で相當(さうたう)の軍人(ぐんじん)であれば、其人(そのひと)の手許(てもと)に送(おく)つて、教育(けういく)萬端(ばんたん)の世話(せわ)を頼(たの)まうと、餘程(よほど)以前(いぜん)から考(かんが)へて居(を)つたのですが、どうも然(しか)る可(べ)き機會(きくわい)を得(え)なかつた。