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『迷子』
ふりがな文庫
『
迷子
(
まいご
)
』
お孝が買物に出掛ける道だ。中里町から寺町へ行かうとする突當の交番に人だかりがして居るので通過ぎてから小戻をして、立停つて、少し離れた處で振返つて見た。 ちやうど今雨が晴れたんだけれど、蛇の目の傘を半開にして、うつくしい顏をかくして立つて居る …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
小
(
ちつ
)
房
(
ふつ
)
恥
(
はづか
)
反
(
そら
)
上
(
うへ
)
恐
(
おそろ
)
苦笑
(
にがわらひ
)
母樣
(
おつかさん
)
前
(
まへ
)
眞個
(
ほんたう
)
小
(
ちひ
)
附添
(
つきそひ
)
遠方
(
ゑんぱう
)
女
(
をんな
)
踞
(
つくば
)
突立
(
つツた
)
大
(
おほ
)
叱
(
しつ
)
張合
(
はりあひ
)
一層
(
いつそう
)
煩
(
わづら
)
巡査
(
じゆんさ
)
頤
(
おとがひ
)
仰向
(
あふむ
)
居
(
ゐ
)
何
(
なに
)
緒
(
を
)
蛇
(
じや
)
來
(
こ
)
銜
(
くは
)
汚
(
きたな
)
守
(
もり
)
其
(
それ
)
通過
(
とほりす
)
凭懸
(
よりかゝ
)
女
(
むすめ
)
失
(
うしな
)
突張
(
つツぱ
)
大
(
だい
)
可愛
(
かはい
)
多勢
(
おほぜい
)
敢
(
あへ
)
堪
(
こら
)
皆
(
みな
)
耳
(
みゝ
)
帳簿
(
ちやうぼ
)
巾着
(
きんちやく
)
悲
(
かなし
)
應
(
おう
)
蓋
(
けだ
)
小戻
(
こもどり
)
尋
(
たづ
)
行
(
い
)
寄着
(
よりつき
)
抱
(
だ
)
孝
(
かう
)
結
(
むす
)
見物
(
けんぶつ
)
探
(
さぐ
)
大方
(
おほかた
)
觸
(
さは
)
方角
(
はうがく
)
喧嘩
(
けんくわ
)
癪
(
しやく
)
上品
(
じやうひん
)
男
(
をとこ
)
飼犬
(
かひいぬ
)
風
(
ふう
)
頷
(
うなづ
)
何
(
なん
)
着
(
き
)
澄
(
すま
)
來
(
く
)
隙
(
ひま
)
閉
(
と
)
醉漢
(
ゑひどれ
)
六
(
むつ
)
其中
(
そのなか
)
起原
(
おこり
)
出
(
だ
)
哄
(
どつ
)
分
(
わか
)
前足
(
まへあし
)
横
(
よこ
)
突當
(
つきあたり
)
吃驚
(
びつくり
)
竊盜
(
せつたう
)
肥
(
ふと
)
見上
(
みあ
)
聲
(
こゑ
)
皆
(
みんな
)
考
(
かんが
)
立停
(
たちどま
)
目
(
め
)
直
(
す
)
立
(
た
)
笑
(
わら
)
睫毛
(
まつげ
)
知
(
し
)
瞳
(
ひとみ
)