“びょうく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
病躯95.2%
病苦4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生きがいのない病躯びょうくあざけっていたが、先生の唯一の幸福であった口腹の欲も、そのころから、少しずつ裏切られて来た。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
余らは居士の病躯びょうくで思いもよらぬ事だと思ったが、しかし余らのいう事はもとよりれなかった。居士は平生
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
望なき回復をはかるがためいたずらに病苦びょうくを長くするよりも、モルヒネなど与えて臨終りんじゅう安楽あんらくにするこそ智なるがごとくなれども、子とりて考うれば、億万中の一を僥倖ぎょうこうしても
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)