“籤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くじ94.2%
みくじ1.9%
さし1.0%
くし1.0%
せん1.0%
ひご1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結局、酔っぱらいが一人、斬り手一名、後詰三人と役割をつけて、くじをひいた。酔っぱらいの役が梅渓に、斬り手が末の文蔵に当った。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうぞ一刻も早く重三の行方の知れるようにお願い申そうと思って、私が娘を連れて大師さまへお参りをし、おみくじを戴きながら来て、お前にしらせる訳なんだよ
お前がさしをぽんと投付けていやだと云ったので、何うも堅い娘だ、感心だ、あんな女を女房にょうぼに貰わないではおれが一旦口を出したのが恥だから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
谷川氏の説ではミオツクシは水脈みおくしの義でツは助辞だとあるが信ずることができぬ。邑落ゆうらくの境にシメツクシ(注連標)またはツクシモリ(標森)の地名があるのは東北一般の風である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
叡山の持宝房についたから試みにまず四教義しきょうぎを授けて見るとせんをさして質問をする。疑う処皆古来の学者たちの論議した処と同じである。まことにただ人ではないと皆が申し合った。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ふな後光の正式は飛天光という。天人と迦陵頻伽かりょうびんが、雲をもって後光の形をなす。その他雲輪光うんりんこう、輪後光、ひごの光明(これは来迎仏らいごうぶつなどに附けるもの)等で各々真行草しんぎょうそうがあります。余は略す。