“ひご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒゴ
語句割合
庇護66.0%
肥後18.9%
蜚語12.6%
秘語0.6%
0.6%
誹語0.6%
鄙語0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母の庇護ひごがあればこそ、これまで化物屋敷に無事でいたお艶! その母の気が変わって、今後どうして栄三郎へみさおを立て通し得よう?
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
れから又肥後ひごの細川藩の人にソレを貸したことがある、貸したその時にアレを写しはしなかったろうかと如何どうも気になってたまらない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
関東筋でも躍起になって探りを入れたんだが、そのうちにバッタリ評判を聞かなくなったから、流言蜚語ひごだったんだろうで済んでしまった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
閨中けいちゆう秘語ひごを心たひらかに聞くごとし町の夜なかにかはづ鳴きたり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
ふな後光の正式は飛天光という。天人と迦陵頻伽かりょうびんが、雲をもって後光の形をなす。その他雲輪光うんりんこう、輪後光、ひごの光明(これは来迎仏らいごうぶつなどに附けるもの)等で各々真行草しんぎょうそうがあります。余は略す。
彼は、武人銭を愛すという誹語ひごに対して、みずから恥じない信条を持っていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ああ、大正の世人既に姦淫双斃そうへいの事を説いて以て盛世の佳話となす。この時に当つて僕ひとり耳をおおうて鄙語ひご聴くに堪へずとなすが如きははなはだ通俗の本旨にもとるものなり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)