“かば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.6%
14.0%
河馬5.9%
庇護4.9%
1.1%
0.4%
囘護0.2%
加波0.2%
加護0.2%
愛護0.2%
0.2%
花馬0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『な、なにをいうのじゃ』と、お菅は、懐中乳呑みでもうように、又、母性の聖厳を、髪の毛に逆だてて、叱咤するかのように
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
緑もも黄も、その葉の茂みはおのおのその膨らみの中に強い胸を一つずつ蔵していて、溢れる生命に喘いでいるように見える。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
翌暁、泥河のそばで河馬の声を聴いた。その、楽器にあるテューバのような音に、マヌエラは里が恋しくなってしまった。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
まだまないかと一てもたりれもしたりしたが、何處といつて庇護つてくれるものがいのでうしてるのだと
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
陶はそこでで菊を包んで、それを数台の車に載せて何所かへ往ったが、翌年の春の中比になって、南の方からめずらしい種を持って帰ってきた。
黄英 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
コトコトとを鳴らし、短夜の明けた広縁には、ぞろぞろしい、色の黒いのと、松虫鈴虫のようなのが、うようよして、ざっと障子へ駆上って消えましたが、西瓜のったんですって。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
されどフィレンツェを毀たんとて人々心をあはせし處にては、これをあらはに囘護ひたる者たゞわれひとりのみなりき 九一—九三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれ淫慾の非に耽り、おのが招ける汚辱を免かれんため律法をたてゝ快樂囘護へり 五五—五七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
田園の果に、筑波加波の山波が夕陽を浴びて黄ばんでいた。その上に、山の高さの数倍の高さに、巨大な積乱雲が盛り上っていた。紅みがかった円い頭は、なおも高く湧き返っているようだった。
再び山へ (新字新仮名) / 松濤明(著)
武勇も然程では無い者であったから、秀吉は氏郷に対して、木村をば子とも家来とも思って加護って遣れ、木村は氏郷を親ともとも思って仰ぎ頼め、と命令し訓諭した。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
何処までも弱い者を愛護ふて下さる御仁慈深い御分別にもり縋らいで一概に厭ぢやとは、仮令ば真底から厭にせよ記臆のある人間の口から出せた言葉でござりまするか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
往来も途絶えて物淋しい所へ、大の男がいきなりヌッとあらわれましたので、幸兵衞はぎょっとしてげようと思いましたが、女を連れて居りますから、度胸を据えてお柳をいながら
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
孫策の馬は、稀世の名馬で「五花馬」という名があった。多くの家臣をすてて、彼方此方、平地を飛ぶように馳駆していた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄金丸はいと不憫に思ひ、の雌鼠を小脇ひ、そも何者に追はれしにやと、彼方ト見やれば、れたる板戸の陰に身を忍ばせて、此方ふ一匹の黒猫あり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
水夫の切ない動作を酒興の戯れかと思ひ違へた校長は、頤を引いて賞めそやしたが、娘はしつかりと袖の下につて容易に其処には現しさうもなかつた。
山彦の街 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
夙起の癖故にまでを夙起さして寒き朝風につれなくをなぶらする痛わしさと人をう御言葉、ぞ人間五十年君に任せて露からず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
姫を背後うと見るやキラリと太刀を引き抜いた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)