“かばい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歌唄50.0%
庇護25.0%
河貝25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝等なんぢらつまびらかに諸の悪業を作る。あるいは夜陰を以て小禽せうきんの家に至る。時に小禽すでに終日日光に浴し、歌唄かばい跳躍して疲労をなし、唯唯甘美の睡眠中にあり。汝等飛躍して之をつかむ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
自分に隠して長いあいだお島を庇護かばいだてして来た父親に対する何よりの気持いい復讎ふくしゅうであるらしく見えた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
みどりかみかつらまゆ皓齒かうしあたか河貝かばいふくんで、優美いうび端正たんせいいへどおよぶべからず。むらさきかけぬひあるしたうづたまくつをはきてしぬ。香氣かうき一脈いちみやく芳霞はうか靉靆たなびく。いやなやつあり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)