“迦陵頻伽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かりょうびんが81.0%
かりやうびんが9.5%
かりようびんが4.8%
がりようびんが4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽目はめには、天女——迦陵頻伽かりょうびんが髣髴ほうふつとして舞いつつ、かなでつつ浮出うきでている。影をうけたつかぬきの材は、鈴と草の花の玉の螺鈿らでんである。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
嬋娟哥妓うつくしきげいしや袖をつらね、素手そしゆ弄糸いとをろうし朱唇しゆしん謡曲きよくをうたふ迦陵頻伽かりやうびんがこゑ外面如𦬇げめんによぼさついろきやうそゆれば、地獄谷ぢごくだに遽然たちまち極楽世界ごくらくせかいとなれり。
ちやう今頃いまごろだで——それ/\、それよ矢張やつぱみちだ。……わし忠蔵ちうざうがおともでやしたが、若奥様わかおくさまがね、瑞巌寺ずゐがんじ欄間らんまつてる、迦陵頻伽かりようびんがこゑでや
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それをきいた時の感は、迦陵頻伽がりようびんがの聲とは、かうもあらうかと忝けなかつた。
四人の兵隊 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)