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遽然
ふりがな文庫
“遽然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にわかに
30.8%
にはかに
15.4%
きよぜん
15.4%
きょぜん
15.4%
たちまち
15.4%
にはか
7.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にわかに
(逆引き)
友達に別れると、
遽然
(
にわかに
)
相川は気の
衰頽
(
おとろえ
)
を感じた。和田倉橋から一つ橋の方へ、
内濠
(
うちぼり
)
に添うて
平坦
(
たいら
)
な
道路
(
みち
)
を帰って行った。
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
遽然(にわかに)の例文をもっと
(4作品)
見る
にはかに
(逆引き)
遽然
(
にはかに
)
、蓮華寺の住職が説教の座へ上つたので、二人はそれぎり口を噤んで了つた。人々はいづれも
座
(
すわ
)
り直したり、
容
(
かたち
)
を改めたりした。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
遽然(にはかに)の例文をもっと
(2作品)
見る
きよぜん
(逆引き)
陽春三月の花の
天
(
そら
)
に
遽然
(
きよぜん
)
電光
閃
(
きら
)
めけるかとばかり眉打ち
顰
(
ひそ
)
めたる老紳士の
面
(
かほ
)
を、見るより早く
彼
(
か
)
の一客は、殆ど
匍
(
は
)
はんばかりに腰打ち
屈
(
かが
)
めつ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
遽然(きよぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
きょぜん
(逆引き)
さて、旬日ののち、
嚢中
(
のうちゅう
)
わずかに五十
法
(
フラン
)
を余すとき、悩みに満ちた浅い眠りを続けているコン吉を
遽然
(
きょぜん
)
と揺り起すものあり。
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
遽然(きょぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
たちまち
(逆引き)
嬋娟哥妓
(
うつくしきげいしや
)
袖をつらね、
素手
(
そしゆ
)
弄糸
(
いとをろうし
)
朱唇
(
しゆしん
)
謡曲
(
きよくをうたふ
)
迦陵頻伽
(
かりやうびんが
)
の
声
(
こゑ
)
、
外面如𦬇
(
げめんによぼさつ
)
の
色
(
いろ
)
興
(
きやう
)
を
添
(
そゆ
)
れば、
地獄谷
(
ぢごくだに
)
遽然
(
たちまち
)
極楽世界
(
ごくらくせかい
)
となれり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遽然(たちまち)の例文をもっと
(2作品)
見る
にはか
(逆引き)
今夜
(
こよひ
)
は満願とてかの橋にもいたり
殊更
(
ことさら
)
につとめて
回向
(
ゑかう
)
をなし鉦うちならして
念仏
(
ねんぶつ
)
しけるに、
皎々
(
けう/\
)
たる月
遽然
(
にはか
)
に
曇
(
くも
)
りて
朦朧
(
まうろう
)
たり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遽然(にはか)の例文をもっと
(1作品)
見る
“遽然”の意味
《形容動詞》
遽 然(きょぜん)
突然。
(出典:Wiktionary)
遽
漢検1級
部首:⾡
17画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“遽”で始まる語句
遽
遽々然
遽色
遽雨
遽驚
遽伯玉
検索の候補
遽々然
“遽然”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
尾崎紅葉
山東京山
山路愛山
木下尚江
島崎藤村
中里介山
久生十蘭