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内濠
ふりがな文庫
“内濠”の読み方と例文
読み方
割合
うちぼり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちぼり
(逆引き)
下城したときはもうすっかり
昏
(
く
)
れていた。かなり強い北風で、道から
砂埃
(
すなぼこり
)
が舞いあがり、
内濠
(
うちぼり
)
の水は波立って、頻りに石垣を打つ音が聞えた。
はたし状
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
城内にも
一
(
ひと
)
すじの
内濠
(
うちぼり
)
があったが、そこは
溝渠
(
こうきょ
)
のような幅しかない。
累々
(
るいるい
)
と重なりあう死骸の血が、そこの水まで
紅
(
あか
)
くした。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
友達に別れると、
遽然
(
にわかに
)
相川は気の
衰頽
(
おとろえ
)
を感じた。和田倉橋から一つ橋の方へ、
内濠
(
うちぼり
)
に添うて
平坦
(
たいら
)
な
道路
(
みち
)
を帰って行った。
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
内濠(うちぼり)の例文をもっと
(11作品)
見る
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
濠
漢検準1級
部首:⽔
17画
“内濠”の関連語
出城
城館
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪
“内濠”のふりがなが多い著者
島崎藤村
吉川英治
佐々木味津三
山本周五郎
泉鏡花