“籤引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くじびき64.7%
くじび23.5%
くじき5.9%
くじびさ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎晩籤引くじびきで、夜のとぎをする妾をきめると言ふことになつてゐるが、近頃は若い妾のお袖を可愛がり、お吉を追つ拂つて、日が暮れるとお袖を
「いつのことだか分りゃしないよ。籤引くじびきで、うまく当ると帰って来られるんだとさ」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
詳しいことは忘れたが、何でも庄屋しょうやになる人と猟師(加八かはちという名になっている)になる人の外に、狸や猪や熊や色々の動物になる人を籤引くじききできめる。
追憶の冬夜 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
こんな泥臭いのばかりでは、どれを取ったところで変りはあるまい、いっそ籤引くじびさかなんかにしようか——そんな事を考え乍ら、ヒョイと顔を挙げて驚きました。