“倍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばい84.3%
ますます5.9%
3.9%
ます/\2.0%
べえ2.0%
ますま2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えゝも、乳母うばめは跛足ちんばぢゃ! こひ使者つかひには思念おもひをこそ、思念おもひのこよるかげ遠山蔭とほやまかげ追退おひのける旭光あさひはやさよりも十ばいはやいといふ。
だから引越さない方がいいだろうと云うので、何千万円と云う大資産を作り、店はますます繁昌して狭い寺の中では不自由であるが、それで出ないとの事であった。
商売の繁昌する家 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
令史れいしいへ駿馬しゆんめあり。無類むるゐ逸物いちもつなり。つね愛矜あいきんして芻秣まぐさし、しきりまめましむれども、やせつかれて骨立こつりつはなはだし。擧家きよかこれをあやしみぬ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ます/\御壮健奉敬賀候。然者しかれば無申訳御無音戦栗せんりつ之至奉存候。御引移おんひきうつり並御召出の御祝儀参上可仕候処、公私※忙そうばう甚以はなはだもつて御疎濶罷過まかりすぎ不本懐ふほんくわい奉存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「そうだ、こねえだのべえくらいに掘らざあなるめえがな」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
三四九 尋思に擾亂せられ、貪猛利にして、生活に樂を求むる人の愛欲はますます増長す、彼は眞に縛を堅うす。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)