“然者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかれば80.0%
しからば20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ます/\御壮健奉敬賀候。然者しかれば無申訳御無音戦栗せんりつ之至奉存候。御引移おんひきうつり並御召出の御祝儀参上可仕候処、公私※忙そうばう甚以はなはだもつて御疎濶罷過まかりすぎ不本懐ふほんくわい奉存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
程経て次第に警備ゆるみて候得者さふらへばそのゝちは心安くかの御許おんもとへ通ひ候、然者しかればこれは去年の秋より実に一年後のこと也
鳥渡ちよつと申上候昨日は御馳走ちそうあづかかたじけなく奉存候然者しからば先日御相談致し候穀物こくもつの儀江戸表へ相廻あひまはし申候明後日は關宿せきやど庄右衞門殿方へ穀代金こくだいきん勘定かんぢやうに參り申候粕壁かすかべの代金八十兩也大豆だいづ爲替かはせに仕つり候只今たゞいま御受取可被下候まづは右の段申上度如此かくのごとく御座候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)