“重田”の読み方と例文
読み方割合
しげた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文学士小林庄次郎氏も亡くなつた。史料編纂官の藤田明氏も亡くなつた。女子高等師範の須藤求馬もとめ氏も亡くなつた。文部編修官の重田しげた定一氏も亡くなつた。
重田しげたさんが立寄たちよった。重田さんは隣字となりあざの人で、気が少し変なのである。躁暴狂そうぼうきょうでもなく、憂欝狂ゆううつきょうと云う訳でもなく、唯家業の農を抛擲ほうてきしてぶらぶら歩いて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)