“重立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもだ84.6%
おもだち11.5%
おもだっ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家がそんな摸様もやうになつてゐて、そこへ重立おもだつた門人共の寄り合つて、けるまで還らぬことが、此頃次第に度重たびかさなつて来てゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
企は失敗して、彼らはとらえられ、さばかれ、十二名は政略のために死一等をげんぜられ、重立おもだちたる余の十二名は天の恩寵によって立派に絞台の露と消えた。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
米国人の歓迎祝砲海上つつがなく桑港サンフランシスコに着た。着くやいなや土地の重立おもだったる人々は船まで来て祝意をひょうし、これを歓迎の始めとして、陸上の見物人は黒山くろやまの如し。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)