“おもだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重立57.9%
面立23.7%
主立18.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃柳橋やなぎばしに芸者が七人ありまする中で、重立おもだった者が四人、葮町よしちょうの方では二人、あとの八人はい芸者では無かったと申します。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それによく似た年ごろ恰好かっこうの子女にであってごらんなさい、われ知らず前へまわって、その面立おもだちを見定めなければ立去れないことがある。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
年の初に前將軍徳川秀忠ひでたゞの葬儀が濟んで、忠之が下國した時、主立おもだつた諸侍は皆箱崎まで迎に出たのに、利章一人は病氣と稱して城下のやしきに閉ぢこもつて出なかつた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)