トップ
>
主立
>
おもだ
ふりがな文庫
“
主立
(
おもだ
)” の例文
この競技会の審査員は学芸員の人々また、実技家の
主立
(
おもだ
)
った人々で、私もその一人でありました。で、いよいよ審査することになると、審査員は困りました。
幕末維新懐古談:55 四頭の狆を製作したはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
年の初に前將軍徳川
秀忠
(
ひでたゞ
)
の葬儀が濟んで、忠之が下國した時、
主立
(
おもだ
)
つた諸侍は皆箱崎まで迎に出たのに、利章一人は病氣と稱して城下の
邸
(
やしき
)
に閉ぢ
籠
(
こも
)
つて出なかつた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
亀吉を見出したのであるが、若いに似合わず熱のある仕事振りが意にかなって、ついこの秋口、
鶴喜
(
つるき
)
から
開板
(
かいはん
)
した「美人島田八景」に至るまで、その後の
主立
(
おもだ
)
った版下は
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そして船中
主立
(
おもだ
)
った者を、窃に五人だけ呼び寄せて、其夜の出来事を物語った。
赤格子九郎右衛門
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
おなじ仕組の同じ獅子の、
唯一
(
ただひと
)
つには留まらで、
主立
(
おもだ
)
つたる町々より一つづつ、すべて十五、六頭
邌
(
ね
)
り
出
(
い
)
だし候が、
群集
(
ぐんじゅ
)
のなかを処々横断し、
点綴
(
てんてつ
)
して、白き地に牡丹の花、人を
蔽
(
おお
)
ひて見え候。
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
その
主立
(
おもだ
)
つたものは
鳥羽
(
とば
)
と云ふ女であつたらしい。これは江戸浪人
榊田六左衛門重能
(
さかきだろくざゑもんしげよし
)
と云ふものゝ
女
(
むすめ
)
で、振姫の侍女から初子の侍女になり、遂に亀千代附になつたのである。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
会員中の
主立
(
おもだ
)
った竜池会当時の先輩は申すまでもなく、工人側でも金田兼次郎氏、旭玉山氏、島村俊明氏その他当時知名の彫刻家や、蒔絵師、金工の人たちとも知り合いましたが
幕末維新懐古談:46 石川光明氏と心安くなったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“主”で始まる語句
主
主人
主婦
主家
主水
主翁
主従
主題
主君
主税