“摸様”のいろいろな読み方と例文
旧字:摸樣
読み方割合
もよう66.7%
もやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帯は銀色に鈍く光る、粗い唐草のような摸様もようであった。薄桃色の帯揚げが、際立ってえんに若々しく見えた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今度の注文物は其の地袋の摸様もようを見なければ寸法其の外の工合ぐあいが分りませんので、余儀なく九月廿八日に自身で柳島へ出かけますと、折よく幸兵衞が来ておりまして、お柳と共に大喜びで
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
家がそんな摸様もやうになつてゐて、そこへ重立おもだつた門人共の寄り合つて、けるまで還らぬことが、此頃次第に度重たびかさなつて来てゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)