“えうきう”の漢字の書き方と例文
語句割合
要求100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてつかまう/\とする要求えうきうはげしくなればなるほど強くなつて來るのは、それにたいする失望しつばうの心でした。私達はやみの中に手探てさぐりで何かを探しまはつてゐました。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
軍機ぐんきをもらすおそれはあるが、まぶとつて、きやくだいのものをわたくしせず、いろとつて、旦那だんな會計くわいけいわづらはさないことを、たちのために、旦那だんななるものに、諒解りやうかい要求えうきうする。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たゞかれ目下いま幾部分いくぶぶんでも要求えうきうすることが、自分じぶんいた主人しゆじんうちたいしてとてくちにするだけの勇氣ゆうきおこされなかつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)