“要人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かなめ83.3%
ようじん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お袖の父親、今村要人かなめは、秋田淡路守の家中で、禄五十石、役はお徒士かち。性は温良で実篤。藩のたれかれにも、評判はよい人物のようでした」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「行つて來ましたよ。源三郎は丸山要人かなめのところへ、昨夜亥刻よつ(十時)少し前に行つて、無駄話をして、二階へ寢たことは確かで——尤も大した用事はなかつたさうですよ」
しかし実績を見ないうちは、お前は一要人ようじんにすぎん。——どうだ。本当に大丈夫か。仕度したくは間に合うか