“ようじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
用心52.1%
要慎23.3%
要心12.3%
庸人4.1%
妖人4.1%
楊任1.4%
漾人1.4%
要人1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういいのこしたおに言葉ことばつなわすれずにいました。それで万一まんいちかえされない用心ようじんに、つなうで丈夫じょうぶはこの中にれて、もんそと
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
台の前部ぜんぶわらが散らしてあるのは流れる血を防ぐ要慎ようじんと見えた。背後の壁にもたれて二三人の女が泣きくずれている、侍女ででもあろうか。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さてその人と私らはわかれましたけれども、今度こんどはもう要心ようじんして、あの十けんばかりのわんの中でしか泳ぎませんでした。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
る時は必ず其眞僞しんぎあらはるゝとむべなる哉然れ共萬一もし庸人ようじんの奉行となりて強情がうじやう奸曲かんきよくの者を調べるに於てを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかし、竹童がめたおされたのも目撃もくげきしたし、その魁異かいい妖人ようじんのすがたは、夢寐むびにもわすれていない仇敵きゅうてきである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのため楊任ようじんは、ふたたび陽平関さして、戦いに帰って行ったが、途中、猛進してきた夏侯淵と出会って、これもまた敢なく路傍に戦死してしまった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張衛を大将に、楊昂ようこう楊任ようじんなど、続々、漢中から前線へ発した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田中家、漾人ようじん主催。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
しかし実績を見ないうちは、お前は一要人ようじんにすぎん。——どうだ。本当に大丈夫か。仕度したくは間に合うか