“魂魄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こんぱく75.0%
たましい12.5%
たましひ8.3%
こころ2.8%
たま1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“魂魄”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究18.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
が、すでに魂魄こんぱくを地獄の闇に投げ入れてしまった二人の悪徒しれもの、そのおもかげを見わけることが出来たかどうか?
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
もともと佐野君は、文人としての魂魄こんぱくを練るために、釣をはじめたのだから、釣れる釣れないは、いよいよ問題でないのだ。
令嬢アユ (新字新仮名) / 太宰治(著)
云わば少しばかり金が出来たからとて公債を買って置こうなどという、そんなしらみッたかりの魂魄たましいとは魂魄が違う。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
無事で帰ったというよりは、殺された魂魄たましいが煙の如く立ち迷うて、ここへ流れついたと見るのが至当かも知れない。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あの色男野郎の彌八ですよ。許嫁のお君が殺されて三日目、魂魄たましひがその邊に迷つてゐるのに、もう、變な素振りをするぢやありませんか」
欲しいものを取つて喰べるのは當り前だ、といふ考へは、文吾の魂魄たましひに深く/\植ゑ付けられて、なか/\拔き去ることの出來ぬものになつてゐる。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
身体は自家にいながら、魂魄こころは宙に迷うていた。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
それなら何うしようというのではないが、唯何にでも魂魄こころられ易くなっているから、道を歩きながら、フト眼に留った見知らぬ女があると、浮々うかうかと何処までも其の後を追うても見た。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
黄金丸はやや暁得さとりて、「さてはわが亡親なきおや魂魄たま、仮に此処ここに現はれて、わが危急を救ひ給ふか。阿那あな感謝かたじけなし」ト伏し拝みつつ、その燐火の行くがまにまに、路四、五町も来ると覚しき頃、忽ち鉄砲の音耳近く聞えつ、燐火は消えて見えずなりぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)