“筋交”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すじかい66.7%
すじか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六年前新築のさいに、これも大工らに笑われながら、地形ちぎょう固めに念を入れたり、柱や梁や桁の間を筋交すじかいで綴じ合わしたりしておいたためなのだ。
震災日誌 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
玳瑁たいまいの櫛を出して問い詰めると、辰はすぐさま頭を掻いて、じつは誠に申訳ないが、年の暮れのある晩稼業しょうばい帰途かえりに、筋交すじかい御門の青山下野守しもつけのかみ様の邸横で拾ったのだが
軒から軒へ筋交すじかひに張りわたされた小旗の下を駆けまはり、叫び声を上げ、蝋燭に火の入らない日の丸提灯が伸び切らないで尻を持ち上げたまゝぶら下つてゐるのを眺め
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)